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事務所に光回線を導入するには?速度・工事・費用を徹底解説【法人向けガイド】

作成者: 管理者|2026.03.30

事務所を新しく構えたとき、まず整えたいインフラのひとつがインターネット環境です。とくに光回線は、通信速度が速く安定していることから、多くの法人・個人事業主に選ばれています。

しかし、「光回線にはどんな種類があるのか」「事務所への工事はどう進むのか」「速度はどの程度出るのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。

本記事では、事務所に光回線を導入するうえで知っておきたい回線の種類・速度の目安・工事の流れ・費用を抑えるコツまで、最新情報をもとに詳しくご紹介します。開業して間もない方や、はじめて法人用のネット環境を整える方にもわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

事務所向け光回線の種類と速度の違い

事務所で利用できる光回線にはいくつかの種類があり、それぞれ通信速度やサービス内容に違いがあります。ここでは代表的な光回線の種類と速度の特徴を整理し、事務所の規模や業務内容に合った回線選びの参考になる情報をお伝えします。

フレッツ光・光コラボレーション

フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が提供する光回線サービスで、全国の広いエリアをカバーしている点が大きな特長です。光コラボレーション(光コラボ)とは、NTTの光回線を他の事業者が借り受けて独自のサービスとして提供する仕組みを指します。

光コラボを利用すると、回線とプロバイダの契約を一本化できるため、請求や問い合わせの窓口がひとつにまとまり事務の手間が減ります。事務所を新しく開設する際は、回線契約だけでなくプロバイダとの契約も必要になるケースがあるため、一体型サービスは開業準備を効率化できる選択肢として検討する価値があります。

通信速度は一般的なプランで最大1Gbps、さらに高速な10Gbpsプランも一部エリアで提供されています。事務所の人数や使い方によって適切なプランは変わりますので、まずは自社の利用状況を把握しておくことが大切です。

独自回線サービス

NTTの光ファイバーを使わず、独自の回線網で通信サービスを提供しているのが独自回線です。代表的なものに、KDDIが運営するauひかりや、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するNURO光などがあります。

独自回線の強みは、フレッツ光とは異なるネットワーク設備を使うため、利用者が集中する時間帯でも速度が落ちにくい傾向がある点です。通信速度を重視する事務所にとっては有力な候補となります。

ただし、提供エリアがフレッツ光ほど広くない場合があります。事務所の所在地がサービスエリア内かどうかは、事前に各事業者の公式サイトで確認してください。将来的に事務所を移転する予定がある場合は、移転先でも同じ回線を使えるかどうかも重要な判断材料です。

電力系光回線

電力会社のグループ企業が提供する光回線サービスは、特定の地域で高いシェアを持っています。たとえば東海エリアのコミュファ光、関西エリアのeo光、中国エリアのメガ・エッグなどが該当します。

電力系光回線は地域密着型であるため、その地域でのサポート体制が手厚い傾向にあります。事務所がこれらのサービスエリア内にある場合は、NTT系や独自回線とあわせて比較検討すると、より自社に合った選択ができるでしょう。

ただし、サービスの提供範囲が限られるため、複数の拠点を持つ法人は、拠点ごとに異なる回線を契約する必要が出てくる場合があります。全社で統一した管理を重視するか、拠点ごとに最適な回線を選ぶかは、事業規模に応じて判断しましょう。

ホームルーター・モバイル回線との違い

事務所のインターネット環境として、工事不要のホームルーターやモバイルルーターを検討する方もいます。これらは開通までの時間が短く、手軽に導入できる点がメリットです。

しかし、光回線と比較すると通信速度や安定性の面で差が出やすく、とくに複数人が同時に利用する事務所環境では回線が混み合いやすくなります。Web会議やクラウドサービスを頻繁に使う業務では、通信の遅延や途切れがビジネスに影響する可能性があります。

そのため、ホームルーターやモバイル回線は、光回線の工事が完了するまでの一時的な代替手段や、少人数のサテライトオフィスなど限定的な場面での利用が適しています。メインの事務所では、安定性を重視して光回線を導入するのが一般的です。

項目 フレッツ光・光コラボ 独自回線 電力系光回線 ホームルーター
提供エリア 全国(広い) 一部地域 特定地域 全国(広い)
通信速度の安定性 高い 非常に高い 高い やや不安定
工事の要否 必要 必要 必要 不要
契約の一本化 光コラボなら可能 多くが一体型 一体型が多い 一体型
複数拠点での統一 しやすい エリアに依存 難しい しやすい
【参考サイト】https://business.ntt-west.co.jp/bizclip/articles/bcl00054-015.html
【参考サイト】https://business.ntt-east.co.jp/column/service/flets-hikari/internetline_type.html
【参考サイト】https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_87.html

事務所への光回線工事の流れと注意点

光回線を事務所に導入するためには、多くの場合で開通工事が必要です。ここでは、申し込みから利用開始までの一般的な流れと、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。工事の全体像を把握しておけば、スムーズに準備を進められます。

光回線工事の前に確認すること

工事をスムーズに進めるために、まずは事務所の建物に光回線が引き込まれているかどうかを確認しましょう。テナントビルやマンションの一室を事務所として利用している場合、過去の入居者がすでに回線工事を済ませているケースがあります。室内に「光コンセント」と呼ばれる差込口があれば、工事済みの可能性が高いです。

光コンセントがない場合は、ビルの管理会社やオーナーに「建物まで光回線が引き込まれているか」「どの通信事業者の設備か」を問い合わせてください。賃貸物件では、壁に穴を開ける工事にオーナーの許可が必要になることがあるため、契約前に管理会社への確認を済ませておくと安心です。

あわせて、利用したい回線サービスの提供エリア内に事務所があるかどうかも、各事業者のWebサイトで事前にチェックしておきましょう。

申し込みから光回線工事当日までの流れ

光回線の導入は、一般的に「申し込み → エリア確認・工事日調整 → 開通工事 → 初期設定」という流れで進みます。まず、希望する回線事業者のWebサイトや電話窓口から申し込みを行います。法人契約の場合は、本人確認書類に加えて登記簿謄本や法人の印鑑証明書が必要になることが多いため、事前に準備しておきましょう。

申し込み後、事業者がエリアの確認と工事日程の調整を行います。申し込みから工事完了までの期間は、一般的に数週間から1〜2か月程度が目安です。

ただし、引っ越しシーズンにあたる2月〜5月は混雑しやすく、予約が取りにくいことがあります。事務所の開設時期が決まっている場合は、できるだけ早めに申し込みを済ませることをおすすめします。

光回線工事当日の作業内容

工事当日は、専門の作業員が事務所を訪問して作業を行います。基本的な作業内容は、「電柱から建物への光ファイバーケーブルの引き込み → 光コンセントの設置 → ONU(回線終端装置)などの機器設置 → 開通確認」です。

戸建て型の事務所では、電話の配管やエアコンのダクトを利用してケーブルを引き込むのが一般的です。適切な引き込み口がない場合は、壁に直径10mm程度の小さな穴を開けることがあります。テナントビルの場合は、共用部分から各フロアへ配線する形になることが多く、建物の構造によって工事内容は異なります。

工事には基本的に立ち会いが必要です。作業時間の目安は1〜2時間程度ですが、建物の状況によって前後することがあります。工事当日は担当者が対応できるようスケジュールを確保しておきましょう。

ステップ 内容 目安の期間・時間
事前確認 建物の回線状況・管理会社への許可確認 申し込み前に完了させる
申し込み Webまたは電話で回線事業者に申し込み 即日〜数日
工事日の調整 エリア確認後、事業者と日程を決定 申し込みから数週間〜2か月
開通工事 ケーブル引き込み・機器設置・開通確認 当日1〜2時間程度
初期設定 ルーターやPCの接続設定 工事完了後すぐ
【参考サイト】https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_169.html
【参考サイト】https://business.ntt-east.co.jp/column/service/flets-hikari/opticalline_confirmation.html
【参考サイト】https://biz.biglobe.ne.jp/column/hikari_construction.html

事務所の光回線で十分な速度を出すためのポイント

光回線を導入しても、環境や設定によっては期待した速度が出ないことがあります。ここでは、事務所で安定した通信速度を確保するために押さえておきたいポイントを解説します。

通信速度に影響する要因を理解する

光回線の通信速度は「ベストエフォート型」と呼ばれ、カタログに記載された最大速度が常に出るわけではありません。実際の速度は、利用する時間帯・接続する端末の台数・建物内の配線方式などによって変動します。

たとえば、テナントビルで複数の入居者が同じ回線を共有している場合は、利用が集中する時間帯に速度が低下しやすくなります。

また、パソコンやルーターの性能が古いと、回線自体は高速でも端末側がボトルネックになることがあります。回線の速度だけでなく、接続機器の性能も定期的に見直すことが安定した通信環境の維持につながります。

IPv6(IPoE方式)で光回線の速度を改善する

近年、光回線の速度改善策として注目されているのがIPv6のIPoE方式による接続です。従来のPPPoE方式では、プロバイダの認証設備を経由するため混雑時に速度が低下しやすい構造でした。

一方、IPoE方式は認証設備を通らずにインターネットへ接続できるため、混雑の影響を受けにくく、より安定した速度が期待できます。多くの光コラボサービスや主要プロバイダがIPv6(IPoE方式)に対応しており、追加費用なしで利用できるケースも増えています。

ただし、IPv6に対応したルーターが必要になる場合があります。契約中のプロバイダがIPv6に対応しているか、対応ルーターのレンタルや購入が可能かを事前に確認しておきましょう。

Wi-Fi環境の整備で事務所内の速度を安定させる

光回線を導入しても、事務所内のWi-Fi環境が不十分だと、実際に利用する端末では速度が出にくくなります。Wi-Fiルーターの設置場所や性能は、通信品質に大きく影響します。

ルーターは事務所の中心付近に設置し、壁や棚などの障害物からできるだけ離すのが基本です。事務所が広い場合やフロアが分かれている場合は、中継器やメッシュWi-Fiの導入も検討してください。

また、最新のWi-Fi規格に対応したルーターを使用することで、複数台の端末が同時に接続しても速度が落ちにくくなります。光回線の速度を最大限に活かすには、回線だけでなく事務所内のネットワーク機器にも目を配ることが重要です。

対策 内容 期待できる効果
IPv6(IPoE方式)の利用 混雑しにくい接続方式に切り替える 時間帯による速度低下の軽減
ルーターの見直し 最新規格対応の機器に買い替える 複数端末での同時利用が安定
Wi-Fi設置場所の最適化 事務所中心部に障害物を避けて配置 電波の届きにくいエリアを解消
中継器・メッシュWi-Fi 広い事務所やフロア分けに対応 事務所全体の通信品質を均一化
接続端末の性能確認 古いPCやスマートフォンを更新 端末側のボトルネックを解消
【参考サイト】https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_87.html
【参考サイト】https://business.ntt-east.co.jp/column/service/flets-hikari/internetline_type.html
【参考サイト】https://flets.com/navigation/column/internet-spead-up/

事務所の光回線にかかる費用を抑える方法

事務所の光回線には初期費用と毎月の通信費がかかりますが、工夫次第でコストを抑えることが可能です。ここでは、無駄な出費を減らしながら快適な通信環境を維持するための方法をご紹介します。

光コラボレーションで光回線の工事費・月額費用を見直す

フレッツ光を単独で契約する場合、回線料金とプロバイダ料金が別々に請求されます。光コラボに切り替えると、これらが一本化され、合計の月額費用が下がるケースがあります。

また、光コラボ事業者によっては新規契約時の工事費を実質無料にするキャンペーンを実施していることもあります。事務所の開設時期とキャンペーン時期が合えば、初期費用を大幅に抑えられる可能性があります。

ただし、キャンペーンの適用条件や最低利用期間は事業者ごとに異なります。目先の割引だけでなく、長期的な総コストで比較検討することが大切です。

法人向けサービスならではの特典を活用する

光回線の法人契約には、個人契約にはない特典やサービスが付帯することがあります。たとえば、固定IPアドレスの提供・VPN接続のサポート・法人専用の問い合わせ窓口などが代表的です。

法人専用の問い合わせ窓口がある事業者を選ぶと、個人利用者の問い合わせと混在せずスムーズにサポートを受けられます。トラブル発生時の対応速度は、業務の停滞を防ぐうえで重要な要素です。

また、法人名義で請求書や領収書を発行してもらえるサービスを選べば、経理処理や確定申告がスムーズになります。小規模な法人や個人事業主でもこうした法人向けサービスの恩恵は十分に受けられます。

定期的な契約内容の見直しで通信コストを最適化する

光回線は一度契約すると長期間そのままになりがちですが、通信サービスは年々新しいプランや料金体系が登場しています。数年前に契約したプランが、現在の最適な選択肢とは限りません。

年に一度は契約内容を確認し、不要なオプションがついていないか、より条件の良いプランが出ていないかをチェックしましょう。事業者変更(光コラボ間の乗り換え)であれば、工事なしでスムーズに切り替えられる場合もあります。

また、事務所の規模拡大や業務内容の変化に合わせて、回線のスペックを見直すことも重要です。必要以上に高いプランを契約していれば無駄なコストになりますし、逆にスペックが不足していれば業務効率に影響します。

方法 内容 コスト削減のポイント
光コラボへの切り替え 回線とプロバイダを一本化 月額費用の合計を抑えやすい
キャンペーンの活用 工事費無料やキャッシュバック 初期費用を大幅に削減
法人専用サービスの利用 請求書発行・専用サポート窓口 事務コストとトラブル対応の効率化
不要オプションの解除 利用していないサービスを見直す 毎月の固定費を削減
プラン変更・事業者変更 最新の料金体系と比較する 長期的な通信コストの最適化

事務所の光回線導入に関するよくある質問

事務所への光回線導入では、はじめて法人契約をする方から多くの質問が寄せられます。ここでは、特に多いご質問とその回答をまとめました。導入前の不安解消にお役立てください。

Q1. 事務所の光回線工事にはどのくらいの期間がかかりますか?

申し込みから光回線の開通工事が完了するまでの期間は、一般的に数週間から1〜2か月程度が目安です。ただし、事業者の混雑状況や建物の設備状況によって前後します。

とくに2月〜5月の引っ越しシーズンは申し込みが集中しやすく、通常よりも時間がかかる傾向があります。事務所の開設日が決まっている場合は、余裕を持って早めに申し込むことをおすすめします。

なお、建物にすでに光回線の設備が整っている場合は、工事業者の訪問が不要な「無派遣工事」で済むことがあり、開通までの期間を短縮できます。事務所の物件選びの段階で、回線設備の有無を確認しておくとスムーズです。

Q2. 事務所で使う光回線の速度はどのくらい必要ですか?

必要な速度は、事務所の人数や業務内容によって異なります。メールの送受信やWebサイトの閲覧が中心であれば、一般的な最大1Gbpsのプランで十分対応できます。

一方で、Web会議を複数の端末で同時に行う、大容量のデータをクラウドにアップロードするといった使い方をする場合は、回線に負荷がかかりやすくなります。そのような環境では、より高速なプランや、IPv6(IPoE方式)への対応を検討するとよいでしょう。

実際の通信速度はベストエフォート型であるため、カタログ値どおりの速度が出るとは限りません。速度に不満がある場合は、回線だけでなくルーターやLANケーブルなどの周辺機器の見直しも有効です。

Q3. 賃貸の事務所でも光回線の工事はできますか?

賃貸物件でも光回線の導入は可能ですが、事前にオーナーや管理会社の許可を得る必要があります。とくに壁に穴を開ける工事が発生する場合は、許可なく進めるとトラブルになることがあるため注意してください。

多くのテナントビルやオフィスビルでは、すでに建物の共用部分まで光回線が引き込まれており、各テナントへの配線工事だけで済むケースも少なくありません。

また、前の入居者が利用していた回線設備がそのまま残っている場合は、工事不要で光回線を利用開始できることもあります。物件の内見時や契約前に、光コンセントの有無や利用可能な回線サービスを確認しておくと、開業準備をスムーズに進められます。

当社サービス利用者の声

実際に事務所へ光回線を導入された方々から、さまざまなご感想をいただいています。ここでは、導入前の不安や導入後の変化について、利用者の声をご紹介します。

利用者の声1

開業したばかりで、インターネット環境をどうすればよいかまったくわかりませんでした。以前は自宅のWi-Fiしか使ったことがなく、法人契約や回線工事と聞くだけで不安でした。

実際に相談してみると、事務所の建物にはすでに光回線の設備が入っていたため、大がかりな工事は不要で、思っていたよりもずっとスムーズに開通しました。今はWeb会議も途切れることなく使えており、開業直後に通信トラブルで時間を無駄にしなくて済んだのは大きかったです。

「もっと早く調べておけばよかった」というのが正直な感想です。

利用者の声2

以前はモバイルルーターで事務所のインターネットをまかなっていましたが、スタッフが増えるにつれて通信が遅くなり、業務に支障が出はじめました。

光回線に切り替えてからは、複数のパソコンで同時にクラウドサービスを使っても速度が落ちにくくなりました。工事の日程調整には少し時間がかかりましたが、作業自体は1時間ほどで終わり、翌日からすぐに快適な環境で仕事ができています。

通信のストレスが減ったことで、スタッフの作業効率も目に見えて改善しました。

利用者の声3

個人事業主として小さな事務所を借りていますが、光回線の法人契約は大企業向けだと思い込んでいました。調べてみると、個人事業主でも法人向けプランを契約でき、請求書も事業名義で発行してもらえることがわかりました。

工事は管理会社に事前に相談したこともありスムーズに進み、開通後はオンラインでの取引先とのやり取りが格段に快適になりました。

確定申告のときに通信費の経費処理がしやすくなったのも、地味ですが助かっているポイントです。

まとめ

事務所に光回線を導入する際は、回線の種類と速度の特徴を理解し、工事の流れを事前に把握しておくことが重要です。建物の設備状況の確認や管理会社への相談を早めに行い、余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。あわせて、光コラボの活用や定期的な契約の見直しにより、通信コストの最適化も意識してみてください。

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